留野楽奈です。
みなさん好きなことはこれ!!っていうものをお持ちじゃありませんでしょうか。
私で言えば絵本の読み聞かせが好きです。
最初に学校でやった読み聞かせが教員を辞めてもなお記憶に残り、絵本の魅力に憑りつかれ、自分にとってこんなにも宝物のように輝けるなんて想像もしていませんでした。
好きなことは宝物です。それを大事にしていただきたいです。
好きなことへの出会い
みなさんは好きなことに出会った頃のことを鮮明に覚えていますか?
なんとなく・・・うーん、とうなってしまうような意地悪な質問だったかもしれませんね。
そんなにくっきり覚えていなくていいんです。だって今好きだからやってるわけでしょう。
なんとなくでもいいんです。最初のきっかけはそんなもので十分なんです。だって、出会いが強烈だったからって言ったって後々変わって離れていくものもあるんですから。
そんなふとしたきっかけが後の人生を大きく変えてくれる。そんなことはよくあります。今気づかなくてもいい。突き詰めていくうちに合う合わないがわかれてもいい。そうして絞り込めていく。それでいいんです。
それで付き合っていくのも離れていくのも自由だと思います。付き合っていくうちになんか合ってる、なんか合ってない。そういう選択も楽しいものです。
そういう好きなものを持っている方って本当に素敵だな、と私は感じます。なにより人を輝かせ魅力的にしてくれます。
そういうものを持ってないって方でも好きなものを持つって遅くても素晴らしいことですよ。
私の場合
私が子どもの頃、寝る前によく父が桃太郎の読み聞かせをしてくれたのを思い出します。桃太郎ばっかりだったのですが、なんか響きが心地よく安心して夜を過ごせました。
普段は厳しくよく大声で叱る厳格な父でしたが、小さい頃は夜桃太郎の読み聞かせをしてくれる優しい父の姿が大人になってもよく残っています。
そんな影響なのか、私は絵本が大好きでした。大人になっても精神科で絵本を読んで心を落ち着かせていたのをよく覚えています。
何という皮肉なのかはよくわかりませんが、どうやら父はその後の私の人生に唯一の花を与えてくれました。それが絵本の読み聞かせです。
それを突き詰めていったとき、多くの絵本、そして多くの仲間に出会ううちに自分の宝物にまで昇華させることができました。
父は亡くなりましたが、私にムチを振るってでも社会で生き残ってほしいと戦場へと私を狩り立てました。そんな中でも絵本の世界が忘れられず読み聞かせの門を開かせてくれたことだけは私の一番の遺産です。
もしかしたら子どもの頃に見た父の姿を追いかけているのかもしれません。それでも宝物を残してくれたのですから父には今では感謝しています。もちろんその部分だけですが。
好きって他人にコントロールできない
好きなことを他人がコントロールしていたらどうでしょうか?そんなことやられたら最初は好きでもだんだん離れていくことでしょう。
自分が好きだから。自分がやっているから楽しいのであって他人がどうこう言う筋合いはないですよね。だって自分が好きでやってるんだから。
自分のペースで自分の好きなようにやっていけば道がほんの少しだけ開いていく。そうやって少しずつ少しずつ世界を開いていく。それでいいじゃありませんか。
そうやっていって気がついて振り向いたら素晴らしい世界が広がっていた。なんて魅力的なんでしょう!
だからこそ他人に汚してほしくない。他人のペースを自分に押し付けられる程苦しいものはありません。だから自分の好きなようにやっていい。そうやって工夫していくうちに気づいてくるものがある。そういうものでいいんじゃないですか。
自分の好きなようにやっていいんです。そうして楽しいなって思えると心も体も幸せな気持ちになります。そういうことやってみませんか?
自分の好きな時間を大切に
自分の好きなことをやるって本当に素晴らしいです。
その時間はきっと人生に栄養を与え幸せを運んでくれるでしょう。
好きなこと、熱中できることを持っている方は本当に魅力的です。私自身ももっと魅力的になりたい。だから物語の読み聞かせをやり、幸せな気持ちになる。それは私にとってかけがえのない贅沢な時間です。
本当に素晴らしいです。好きなことって。
きょうはこれでおしまい。おやすみなさい。良い夢を。
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